2012年8月22日水曜日

トータル・リコール

シュワちゃんが主演だった作品のリメイク。
トータル・リコール [DVD]
B0083FK7YS
なぜ、こんな有名な作品のリメイクをしようと思ったんだろう?

概ね、同じ舞台設定なんですが。
リメイク版の方は「地球のみ」になり、居住区域がイギリス(だろう場所)とオーストラリア(だろう場所)の2箇所のみ。
戦争によって他の土地は住めなくなった、ということらしい。
原作と同じく「人間の記憶」というモノ?の不確かさ?を徹底的に描く作品であることは変わりないよ。
主人公はコリン・ファレル
ボクのイメージでは「気の弱い役」のイメージだ。(笑)
トータル・リコール
記憶を買います。
この作品でのメインテーマは「ヒトの記憶は、そのひと、そのもの。」である、ということ。
どれだけ訓練を積んだ兵士でも、その記憶を消して、普通の気の弱い青年の記憶にしてしまえば、鍛え上げた肉体も使えなくなる。(使い方を忘れてしまう。)というシチュエーション。
工員として働くダグラス、、、普通の労働者階級のニーチャンが。
その消された記憶を「リコール社」の「夢見るマシン」(記憶を一時的に書き換える装置)によって、潜在意識として思いだしてしまう。
これにより使えなかった「過去に訓練された戦闘術」などが無意識のうちに使えるようになってしまう。(急にピアノが弾けるようになったりする。)
しかし、このことにより、「ヤツは過去を思いだした!」となり、ダグラスの記憶を消した組織に追いかけ回される、ということになるわけっす。
愛する奥さんも、、鬼嫁に変身するわけっす。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
シュワちゃん作品ではたしか鬼嫁はわりとあっけなく?倒されたはずなのですが。
本作では鬼嫁はしぶとい!強い!
なんだかんだいって主役級の活躍でした。鬼嫁!
シュワちゃんのときはこんな感じ。ちょっと安っぽい?
シュワちゃん作品の方が好きな部分もありますし、こっちの作品のほうが好きな部分もありますな。
シュワちゃん作品の方が労働者階級の街は「サイバーパンク」な匂いがして「安物の酒で遊んじゃうぜ」みたいな雰囲気があったのですが、新作の労働者が暮らすコロニーは「よい子のパンク」な風味です。
いくらオッパイ3つ出してもダメですね。
多いから良いってわけでもありませんし
片や、ブリテン(富裕層)の住む地域の描写は、名作「フィフス・エレメント」にソックリの街並みで良かったですね。
キレイだったし。
ディズニーのアニメのような「縦横無尽に移動するエレベーター」は楽しいです、乗ってみたい。(笑)
しかし、あれがあちこちにあるなら「クルマ移動」の必要がないんじゃないの?富裕層のひとたち!
まあ、とにかくフィリップ・K・ディックの短編小説の原作そのものが「面白い」ので、どうやっても面白い作品になるわけですね。
ただ、今回の作品は「悪役VS正義」の色分けがはっきりしてて、かつ、その戦いがチープなこと。
これにより前作の「戦いよりもシチュエーションの面白さを押し出した。」っていうのではないですね。
ちゃんと、「悪役VS正義」の「戦い」が繰り広げられ、勝ち負けもはっきり見えます。
こっちにしてみれば「どっちが勝つか?」なんてのは「どうでもいい」ので。(勝つのはわかってるんだし。)
もっといろいろな場所や、変わった人達に逢わせて欲しかったなぁ、と。
観光気分ですけどね…(汗)

エンディングに向かうにつれて「鬼嫁」がどんどん強くなっていきますね。
最後はほぼ「鬼嫁VS旦那」の「巨大な夫婦喧嘩」の様相です。(汗)
(旦那の愛人?ってのも戦いに加わってますが…)
そして人類を二分していた「金持ちVSボンビー」の戦いを、この一組の「鬼嫁VS旦那」の夫婦喧嘩に託すわけです。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
こうなると中年オサーンとしては「旦那」に精一杯のエールを送りたくなるわけですよね。
この夫婦喧嘩は、経済システムの根幹となってる「輸送システム」を破壊してしまうんですが…
良いんですかね?そんなことして…(汗)
外部から観れば「夫婦喧嘩」ですよ、それ… (オンナって怖いな!)

シュワちゃん映画はちょっと癖が強くて、好き嫌いが分かれる感じ。
コリンの方はわりと誰でも楽しめる?娯楽要素が強い作品に仕上がった感じ。(そのぶん、アッサリしてる。)

そんな映画でした!ちゃんちゃん♪




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