2012年8月3日金曜日

マイレージ、マイライフ


原題は「UP IN THE AIR」
直訳すれば「空の上にて」みたいな?
この映画の場合、邦題のほうがしっくりくる、という珍しいパターン。
すごく観たかった作品だったのですが、なかなかチャンスがなく、ようやく観ることが出来ました。
マイレージ、マイライフ


主演は渋いオサーン「ジョージ・クルーニー」です。(役名ライアン・ビンガム)

ライアンは巨大企業に勤務する、たぶん人事課みたいなところの「リストラ係」。
気の弱い社長に代わって、米国中に散らばる支店営業所に出向き、社員に「解雇」を通達する役目。
突然のリストラに気を荒立て食って掛かり、乱暴になる社員をなだめすかし、裁判沙汰にしないように「静かに」解雇するというのが役目だ。
こんな仕事誰だってイヤだし、やりたくない。
ところがライアンはこの仕事が大のお気に入り。
お気に入りどころか「天職」だと感じている。
年間で300日以上の出張。
殆どが飛行機の中に居て、たまにホテルで寝る、ごく希に自宅に帰る。
そんな「根無し草」のようなライフスタイルが気に入っていたのだ。
アレックスには野望があった。
それは「1,000万マイルを貯める」こと。
そして世界中に7人しかいないマイレージメンバーになることであった。
マイレージ、マイライフ
そんな「ひとりもの」のライアンに「同じような」年中、出張の女性が現れた。
アレックス(ヴェラ・ファーミガ)は自分を「オトナの女」だと言い、「都合のいい女で良いわよ。」と言う。
そんなアレックスに惹かれていくライアン。
マイレージ、マイライフ
そんなときに突然、本社に現れた若い女の娘ナタリー(アナ・ケンドリック)がとんでもないことを発案した。
インターネットのテレビ会議システムを使い、オンライン上で「解雇通知」を言い渡そう、というものであった。
これにより年間の出張経費が削減できると社長も大喜び。
さあ!マイルが貯まらなくなる!焦ったライアンはナタリーに言った。
「オンラインなんかで解雇されてたまるか!一緒に現場に来てみろ!」
とナタリーを出張に連れて行くのであった…

っていうストーリー!
面白かったよ。
単純なラブ・ストーリーでもコメディでもなく、シリアスでハイセンスなストーリーでした。
同じ「ひとりもの」として「できるだけ身軽な方が良い」ってのも理解出来るし頷ける。
「鞄一つの人生」っていう考え方も、ボクにも似たようなところがある。
そして後半の「現実」を突きつけられて、どうしようもない孤独感に蝕まれていく姿も、同調できたなぁ。
「ひとりがいい」とか「ひとりでいい」とか言ってる割に「誰かと一緒に居る時間を大切にしたい」と思う傾向があるよね、それはボクも同じ。
これは偽らざる気持ちですな。
普段はまったくひとりでも問題ないんだけどねー。
むしろ「ひとり」のほうが調子良いぐらいなんだけど!(汗)

マイレージは勝手に貯まっていく。(笑)
使うことがないし、実際問題、時間が取れないので、旅行なんかいけないし。
休暇が取れる季節はマイレージで飛べない期間だしな!(>_<)
ナントカシテ欲しい。
なんとかなっても行かないかも?だけど。(笑)
日本人なんてそんなもんだよねー。


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