2010年1月23日土曜日

サロゲート

どうやらどうしても人類は仮想現実社会をなんとしてでも実現させたい?わけ?
アバターといいこのサロゲートといい、どうやら最近のハリウッドに住む人たちはこの「傀儡使い」に夢中。(--;)

そんなわけで。
この「サロゲート」も仮想現実社会な映画ですが。
ちょっと違うのは自分の分身を操り、生活する場所は実社会。
でも人類の殆どが生身の身体を使わずに遠隔操作するロボットが生活して、人生を謳歌するわけです。

あのブルース・ウィリスも髪の毛フサフサになってますよ。(--;)
サロゲート

サロゲート [DVD]
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漫画で言えば「銀河鉄道999」の「機械の身体」に近い感じ。
銀河鉄道999」は機械の身体が壊れてしまうと、死んじゃったけど。
サロゲートは機械の身体が壊れるだけで、オペレーター(操縦者)には影響がない。(はずだった)

サロゲートな世界は、世界中が「美男美女」ばかり。(^^ゞ
そりゃそうだな、わざわざブサイクなロボットを操縦するヤツはいないだろう。
そして、人種差別、性差別など、人類が抱えていた「差別」という問題が解決。
操縦するサロゲートの外見なんて自由に交換できるから、「見た目の問題」っていうのが無くなってしまったわけ。
(これはこれでイイコト)
あと、身体障害者ってのも無くなってたね。

主人公のトム・グリアー(ブルース・ウィリス)はFBI捜査官。
殺人事件というのが消滅した世界で、15年ぶり?に発生した「殺人事件」を担当する。
その殺人事件とは「サロゲートを壊しても操縦者には影響が及ばない」という仕組みを破って、操縦者を殺した、という事件。
こりゃ、えらいこっちゃ!
ありえない?ことのはずなのに??
なんで?
これには「サロゲートの使用を反対」する独立区に住む「生身の人間達」とサロゲートそのものの発明者が関係してたっ!

人類がサロゲートのおかげで解決できた問題と、新たに抱えてしまった問題。
その両方の狭間で揺れ動くグリアー。
その世界観は好きですし、興味深く観ましたよ。
残念なのは、それだけ面白い世界なのに、イマイチ描ききってない?かな?
もっと広がりがあっても良かった気がするし。
大好きな「MATRIX」と比較すると、あまりにも貧弱な脚本だったなぁ。
(世界観はかなりMATRIXに近いと思った。)

サロゲート・メイクは最初は何とも思わなかったけど。
じっくり見てると「どことなくロボット臭い?」って思わせる化粧、凄いな、と思った。
あと俳優の「どことなく人間じゃないでしょ?」っていう演技も面白かったです。(^^)
うまいなーって思った。

やっぱ、脚本だな、悪いのは。
もっとナントカできなかったのかいな?MOTTAINAI
犯人なんかすぐわかっちゃうし。
独立区の「生身派」なんて、全然関係なかったやんか。
もっと「生身派」と「サロゲートで引き籠もり隊」との確執とか表現してほしかったな。
残念賞!!

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