2010年1月3日日曜日

アバター

元旦の夜に「おもろまち」で観ました。(^^)
最初は「シュレック」みたいなアニメ調の映画かな?って思ってたんですけど。
いやいや、なかなかどーして。
いい作品でしたよ、おすすめです。ハート

アバター [初回生産限定] [DVD]
B002P66JMU

「アバター」って単語はインターネットで遊ぶ人には馴染みがある言葉ですよね。
仮想現実の中での「仮想な自分」という説明がしっくりくるかな?
まあ、バーチャルな「わたし」。

映画「アバター」はそれの究極形って感じだな。

惑星「パンドラ」に進出してる「人類」がその惑星に住む先住民族「ナヴィ」のことを「知るため」に遺伝子技術で作ったナヴィのアバターを操作してナヴィ族に侵入。
侵入する主人公「ジェイク」役にターミネーター4でジョン・コナーより目立ってた「サム・ワーシントン」が演じてる。
これはいいキャスティングだった。
いっしょにナヴィ族に侵入する化学者役(グレース)があのエイリアンのヒロイン「シガーニー・ウィーヴァー」。(彼女、年齢とらないね。(^^ゞ
これもいいキャスティング。

まあ、ざっとしたアラスジは。
ナヴィ族の住む土地の奥深くに埋蔵されている鉱石を狙う人類。
なんとかしてナヴィ族に立ち退いてもらいたい。
その説得のためにナヴィ族に侵入するジェイク。
成功の暁には、動かなくなった両脚を治してもらえる。
ところが最初、野蛮人だと思っていたナヴィ族は実はものすごく繊細で高度な文化を所有していたことをしる。
3ヶ月の間、ナヴィ族と行動を共にして行くうちに「実は人類の方がダメなんじゃない?」ってジェイクは気づき始める。
ジェイクはナヴィ族を立ち退かせる説得のために侵入を続けていたのが、逆に、人類を説得し、ナヴィ族を「そっとしておいてほしい」と説得するようになる。
「人類の裏切り者」となるジェイク。
業を煮やした人類は強力な軍事兵器でナヴィ族を総攻撃する。
弓矢程度しか持たないナヴィ族はコテンパにされちゃう。
怒り心頭のジェイクとグレース。
「もう、人間やめますか!」な勢いでナヴィ族側の味方に!!

続きは映画館で。!

ジェームズ・キャメロン監督といえば「タイタニック」なわけですが。
ボクは実はタイタニックという映画が嫌いで。
まともに最期まで観たことがない。(-.-)
(途中を早送りして観た。)
どうも陳腐なラブストーリーとしか観れないんだよね、ああいうのは。
その点アバターは良かった。
ミュエル・P・ハンティントンの「文明の衝突」を読んだ人にはもっとよくわかる。
文明の衝突
Samuel P. Huntington
4087732924

なんといってもアメリカ人の「おらの国の民主主義が一番だべさ。」的な発想を「皮肉ってる」感じがとてもいい。
このアバターを
ナヴィ族=イスラム教文化で生きる人達
人類=世界はアメリカ合衆国の為にあると思って生きる人達
と置き換えて観てみるともっとよくわかる。
異なる文化を持つ人々や異なる価値観を持つ人々を認めて共存することが「絶対にできない」アメリカ人にはこの映画はどう映ったんだろう?
それをぜひ訊いてみたいもんです。

0 件のコメント: