2010年11月2日火曜日

フォーガットン

これも飛行機事故の映画なんですが。
サスペンスかな?と思ったらそうでもないな。
でも、まあ怖い。
スリラーってところかな。

ざっとしたストーリーは。

9歳の子供を飛行機事故でなくした母親テリー(ジュリアン・ムーアがヒロインね。
テリーは息子が事故で死んだことが信じられず悲しみに明け暮れる。
そんなある日、日課にしていたアルバムの写真を眺めようとアルバムを開くと、息子の写真が消えている。
写真どころか、夫や、周囲の人達の記憶からも息子が消えている。
心理カウンセラーのドクターがテリーにこう告げる…
「実は貴女に息子さんなんか初めから居なかった。貴女は流産したのです。そのショックから脳内で子供を創りだし、今まで嘘の記憶の中で子供を育ててきたのです。病気が治ってきたので、仮想の記憶から覚めてきただけなのです。」と。
ここまで観てると。

(ははぁん、心理サスペンス?オカルトっぽい映画なのかいな?と推察。)

しかし。
観続けると物の見事に裏切られる。(笑)

絶対に息子は実在する、と揺るぎない覚悟のもと、テリーはひとりぼっちで、見えない何かと戦う。
そしてついに同じ飛行機事故で娘を亡くした男性と巡り会う。
しかしこの男性も「自分には娘は居なかった」と娘の記憶を失っていた。
テリーはある方法で彼に娘が存在した記憶を取り戻させる。
しかし、「見えない何か」という敵は、テリーの旦那からテリーそのものの記憶を消してしまう。
なんじゃ?こりゃ??
人間の記憶を自由に操れる?誰か?ってのは誰?

という感じの映画っす。
パネェ怖いっす。
ただ、敵の正体がわかると「なんやねん、あんなのが敵やったら何でもアリやんけ。」と一気に怖くなくなります。(笑)

フォーガットン [DVD]
ジェームズ・ホーナー
B0009YT3TQ

ノリ的に言えば「チェンジリング」みたいなのですが。
あれほど絶望感はなく敵がああいうのだけに何となく「ああ、よかったね」という感じですなぁ。

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