2011年12月6日火曜日

2011 チャレンジリーグ 冬の長良川クリテリウム

春の死闘についてはこちら


9月に舞洲で散って以来、とにかくクリテリウムが大嫌いになっていたボク。
(大阪から舞洲が無くなれば良いんじゃないか?)とかかなりネガティブな思考に陥っていたんですが。
多くの人々からの叱咤激励のおかげでなんとか平静を取り戻し。
(おし、もういっかいやってみよー)とまで思えるように人間らしさを取り戻したのでした。

練習の最初はこの本を熟読した。(笑)

ミラクルトレーニング―七週間完璧プログラム
ランス アームストロング クリス カーマイケル Lance Armstrong
4896420594

浜松への出張の際、持参しまして。
台風で帰れなくなってホテルでずっと読んでました。(笑)

出張から戻ってまず取り組んだのが「平地を高速で長く走る練習」でした。
普段の練習ってボクの場合、長く走るのは「移動を兼ねて」のサイクリングになるので。
どうしたって信号やら交差点やらですぐに停まってしまいます。
レースになると時速40kmを超えた速度で延々と走らなくちゃならない。
これってサイクリングじゃできない練習…
そこで考えたのが…
勤務先近くで信号が無くて延々と走り回れる場所を探すことでした…
こうして、周回コースで約8kmというコースを発掘し「ヒトリ・クリテコース」と名付け、この地を走り回ることとしました。(^^)/
次に取り組んだのが「脚力でごり押しして走る」走法を「ケイデンスで稼ぐ」走法にスイッチ。
重いギアを踏みまくるんじゃなく軽いギアで早く回す、走法に練習を変えました。
理由は簡単、素早く反応するには軽いギアを回してる方が反応が速いから、です。
(クリテって頻繁にアタックかかるから。)

こうして「ヒトリクリテ」とか「ヒトリモクレン」とかと称して練習方法を変え、ひとりぼっちで野山を駆けめぐる日々が続きました。(TДT)

それまでせいぜいアベレージで80rpmぐらいだったケイデンスを100rpm以上にして回しまくると。
今度は心肺機能がついてこない。(TДT)
すぐに「ひーひーぜーぜー」になりました。
今度は「心臓を強くせなあかん」ということになり。
超軽いギア(39T X 21Tとか)で110rpmで回し続ける苦行とかを続けて高心拍数をキープする練習を積みました。

そんなこんなで、1ヶ月ちょっとが経過し。

(ちょっとは強くなったんかいな?)
と疑心暗鬼だったのですが。
既述のように「ツールドオキナワ」でけっこう走れて、調子が良く、「お?!強くなったんとちゃう?」と自分でも感じられるようになり。
すっかり自信をつけたのでした…

がっ!!

沖縄が終わってから「燃え尽き症候群」になり。(笑)
イマイチ、モチベーションが上がらず。
練習もサボり気味。
なんか(もうアカンのとちゃう)ってぐらい下げちゃってました。(汗)

ちょっと焦り気味になったのが金曜日。(遅っ)
慌てて3本ローラーを回すも、大したことはなく。
そのまま前日に。(前日の日記参照)

睡眠時間調整はまずまず成功。
寝坊は15分だけ。(それでもすることはする。)
午前5時15分に起きて、ダラダラと身支度を整え、6時頃出発。
現地、駐車場に着いたのが午前7時20分ぐらい。
ダラダラとしてたらダラダラとチームメイトも合流。
いつものメンツに。(^^)
@manma3監督を初めとするチームメイトに一通り挨拶を済ませると、身支度開始。
午前8時からの試走タイムに。
試走はわずか2周で止めちゃった。
水溜りの箇所なんて覚えてもしゃーないし。
汚れることだけ覚悟したら、もういいわ。
いつもの通り、スプリントを仕掛ける「位置」だけ確認できたら、さっさと終了。
駐車場に戻り、2度目の朝飯。(^^)
それが終わると、ウォーミングアップ開始。
ちょうど会場ではビギナーのレースが始まった頃、、、ちょうど汗も噴き出し初め、良い感じに身体は仕上がりました。(^^)
レース待機中
招集場所に行くとチームメイト、、@niwatchiさんたちと合流。
待ってる間、ずっと@emikoSTRADAさんとお喋り。(^^)
おかげさまですごくリラックスできました、アリガッツ。

今回は前列ではなく後方でスタートを待つことに。
(スタートがローリングだったので慌てる必要も無いだろうってことで、後方に並んだのです。)
スタートからクリートキャッチは完璧。(^^)
気持ちよくスパン!と入りアルテグラのペダルに変えて良かったなぁ、とほくそ笑みながらスタート。
ピョンピョンとプロトン後方から中盤までポジションをあげて。
リアルスタートを待ちました。
ホームストレートに入ってリアルスタート!
すぐにアタックがかかり反応。
キュンキュン回してアタックかけたのに着いていくと、いつの間にか逃げ?な感じになっていて。
5人ぐらいが飛び出してその最後尾にボク、、みたいな形になった。(汗)
(ありゃ、逃げるつもりなんかないよ!)
と速度を落としてプロトンに戻る…(笑)
メインプロトンの先頭で(どうしたもんかなー?)と悩んでいると、すぐさまアタック吸収部隊が襲いかかって行ってくれたので、集団中盤に下がって成り行きを見てました。
このまま2周回が終了。
脚は十分回っていたので(いけそうやな)と確信。
あとは怖いのが落車。
ビギナーレースで落車が頻繁にあったらしいのでちょっと警戒。
バックストレートは向かい風。
ホームストレートは追い風。
ガンバレ自分
ホームストレートは道幅がある。
バックストレートは狭いし半分水溜りあり。
ってことで。
完全に「バックストレートは休憩」で「ホームストレートで抜け」ってことになりますわな。
これを徹底させて少しずつ順位を上げていって…
4周目終わる頃には先頭集団内でキープポジション。
そのまま最終周突入の合図「ジャン」を聴いてラストスパートへ。
ここから先は多少の危険覚悟で前へ前へ。
位置取りが大事。
目標としては最終コーナー回ってからシケインみたいなのを越えたら右へ位置取ること。
(たいてい皆左へ位置取るから。)
バックストレートはスプリント勝負を意識したのか、全員急に速度を落として脚を溜めはじめた…
(ああ、もうみなスプリント勝負を覚悟したのね)
最終コーナー曲がるまで動き無し。
曲がった途端、後方から鋭いアタック!!
誰も反応できず、左からするするっと抜かれる。
そのままボクは予定通り右へ。
集団スプリントか?と思ったけど、前20人ぐらいと後方で分断したみたい。
なんとか前の集団内に留まれて、そのままゴールスプリント。
踏んだ。
1枚ギア落とした。
まだ踏めた。
もう1枚、落とした。
踏んだ。
あれ?けっこう踏めるやん。
前の選手に気づかなかった…
なぜならいつもならボクはスプリント力がないので置いて行かれることばっかりだったので、前方はあまり気にせず踏んでたから…
ところが前に追いついていた…
(あぶね!追いついてるやん!)
と思った時には既に遅し!
前方の選手の後輪タイヤにハスってしまった。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
「カシュッカシュッ」
イヤな音を立てて前輪が右へ弾かれた。(大汗)
右へ無理矢理ハンドルを捻られてしまい、結果的に斜行になり、すぐ右の選手に接触!!
(ぎゃーーー死ぬ!死ぬ!)
右の選手がスプリントで踏んでいる左太腿にボクの右腕が接触し、右腕が「ガクン」と下がり、今度は左へ斜行っ!!(>_<)
(あ、あかーん!)
必死で踏ん張り、体制を戻そうと、ハンドルを持つ手を必死で握ったっ!!
右側の接触した選手から「おらっ!!斜行すなっ!!」と猛烈な抗議!!
(す、すまん!)と思いつつ、体制を戻すので精一杯。
なんとか落車せずに、体制を戻せた。
(コントロールできるか?!)
もう一度、踏み込んだ。
必死のラストスプリント。

燃える勢いで踏み回しましたっ。
速度時速57.9km 心拍数184bpm ケイデンス119rpm が振り絞ったボクのスプリントでした。

結果10位!!バンザイ!→公式リザルト
初のトップ10入り
「やればできる」やんか。
「やったら出来る子」やんか。
やはり練習は裏切らない、というか練習しか信じない、っていうほうが正解か。
セリフばっかりより、黙って練習しとけ、ってことやね。
一生懸命、ひとりぼっちで野山を猿のシーザーに追いかけ回されながら練習してきて良かった、神様ありがとう。
(レース後、接触した選手には陳謝しました、ごめんなさいでした。怖い思いさせました。)

実はゴール後、ちらりと見たら13~15人ぐらい前にいたので。
(ああ、、いつもの17位ぐらいかなー)
って思ってました。
ところが10位と聞いてとても嬉しかった、、、のと、、、同時に、、、午後の「ネックス杯」を走らなアカン!という思いもボクを襲いました。(汗)
ネックス杯はこれまでは「応援者」としてしか観てません。
ただ解っているのは「距離が短く、ストップ&ゴーばかり」という舞洲に近い(舞洲より周回距離が短い)とてもボクには「あきまへん」なコース。(TДT)
でも師匠の@p_r_a_n_kさんも見事ネックス杯に出場権利を得て上がってきましたので、、棄権するわけにも行かず。
師匠に胸を借りるつもりで師弟対決をネックス杯で戦うことにしたのです。

いつもは観客なので、自分のレースが終わってからネックス杯が始まるまで時間が長く感じられて、退屈やなーって思ってたんですけど。
いざ自分が出走するとなると「全然時間が足らん」でした。(>_<)
クルマの中でおにぎりを食べ、お茶を飲んで、慌てて3本ローラーへ。
乗ってはみたものの脚はもうすっかり終わってまして。(汗)
大腿筋は「え!?まだ走るの?もう修復モードに入ってるよ!」と言い出す始末。(>_<)
乳酸たっぷりだ、もう重いしダルい…orz
@Manma3監督とかよくこんなんでネックス杯とか走ってたなぁ、と変に感心。(笑)
もはやレースは諦めて@p_r_a_n_k師匠との「師弟対決」に注力しようと決意。
師弟対決
もうスタートするまでの待ち時間とかめっちゃ短いし。
(え?もう?)と思った時にはレース開始。
GARMINのスタートボタン押すのを忘れてて1周終わってから押したぐらい、慌ててた。(恥)

レースそのものはスタートしてすぐに「コリャアカン!」ってな具合。(恥)
もう終わってました…
先頭集団からどんどん離されるだけ…
想像通り「市中引回しの刑」でした。(泣)
前を抜く、なんてことは無理で、ついていく、だけ。
切れそうになるのを堪えることしか出来ません。
これはもうテクニックとかそういうのは要らん、、脚力だけやわ、、
強いヤツだけが残れる、それがネックス杯や!(>_<)

こうなると、完全にボクの頭の中は「師弟対決」になりました。
とにかく@p_r_a_n_k師匠にピッタリ張り付き射程圏内を保ちながら走る。
しかし@p_r_a_n_k師匠も「たぶん」レースより「師弟対決」に切り替えたのか?かなり意識した走りな気がした。
抜いたり抜かれたりを繰り返し。
牽制ばかりを繰り返し、最終周回のジャンを聞いた時、ボクが@p_r_a_n_k師匠の横に出て「最終ですよ!ゴー!ゴー!」と発破をかけ、師匠の闘志に火を点け、煽ってみた。(笑)
ところがさすが@p_r_a_n_k師匠、、そんなボクの煽りは完全無視。(汗)
第2コーナー回って「向かい風区間」に入り、(煽ったから、師匠、、踏んできて前に出るかな?)と思い、少し速度を落として師匠を誘い出し、前に出してやろうと、画策。
ところが、まったく師匠は出てこない。(笑)
(あれ??来ないな??)と後方に流し目、、しかし無視!(笑)
(うーん、こうなりゃ、力勝負でいくしかないか…)
と作戦変更。(これが大失敗)
仕方なくボクが前に出て、牽制しまくってる師匠を、引き千切る、という作戦で、、、向かい風の中、駆けてみる。
結果、ダメだった…(アホやった…)
脚を使いきったボク…
ゴール前、、しっかり追い風に乗って師匠がスプリント開始。
ボクは為す術も無く、、、抜かれちゃってチーン。(泣)
撮影 by @kenken_sweats

ビデオ観てたら、観客席はたいへん盛り上がって楽しそうでしたねっ!(>_<)
走ってるボクは泣きそうでしたよっ!(TДT)
この20秒の動画は春までのボクの「モチベーション」になることでしょう!
@kenken_sweatsさん、ありがとうございました。(-_-;)
何度も繰り返し観ます!!!(T_T)
これ観ながらローラーも回しますっ!!

師弟対決!!
「2012春の長良川クリテリウム」で@p_r_a_n_k師匠に勝つぞ!うぉーっ!
応援よろしくお願いします!
@p_r_a_n_k師匠とボク(@susamishin)

写真はほぼ@Manma3さんからいただきました。多謝。

2 件のコメント:

frank* さんのコメント...

最終周回のバックストレートは、前に出る事は出来ませんでした(汗 春はもっともっと強くなって先頭で戦いたいと思いまーす。

susamishin さんのコメント...

春は負けませんよ!!
っていうかネックス杯じゃなくて、本戦で戦いたーい!!(T_T)