2009年6月12日金曜日

最高の人生の見つけ方

なかなか、最近はオサーン効果なのか?涙もろくなった自分をイヤになったりするんですが。
この「最高の人生の見つけ方」のような題材の映画作品は「避けて通りたい」感もあるんですよねぇ。
ガキの頃ならいざ知らず、昨今は割と「死」ってのが日常に転がってる?ような気もするんですよ。
だんだん「結婚式」に呼ばれることより「葬儀」への参列回数のほうが年間で増えてるせいもあるでしょう、ちくしょうめ。(T_T)
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この映画はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演で。
少し前に観た「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」と同じ?題材ですね。
少し違うのはこの作品は老人が主役であることぐらいかな。
共通して「死を目の前にした人間が『死ぬまでにやりたいこと』リストを書く」ってことですね。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」はそこはかとない悲しみとやり場のない苦しみ、みたいなのを感じた作品でしたが、この「最高の~」はそうでもないです。
「死」を受け入れることにしたカーター(モーガン・フリーマン)。
大富豪で傲慢だけど独りぼっちなエドワード(ジャック・ニコルソン)。
二人とも末期ガン。
脳まで転移してるため余命半年~1年と診断される。
家族のために自動車修理工として地道に働いてきたカーター。
方や傲慢でワンマン経営者なんだけど10億ドルの資産を持つエドワード。
両極なんだけど、共通してるのは「余命幾ばくもない」ってこと。

二人は、やがて、、相談し始める。
このまま病院の中で死ぬのか?
カーターが学生の時に教授に言われた言葉を思い出し「死ぬまでにやりたいこと」リストを書き始める。
それに同調するエドワード。
資産家のエドワードはこのまま死んでも相続させる相手もいないので、お金は死ぬまでに使い切れないほどもっている。
エドワードは「じゃ、死ぬまでにやりたいことを全部やろうぜ」ってカーターに持ちかける。
二人は、すぐに病院から脱走するわけだ...(続きは映画を観よう。)

こういう映画を観ていつも思うのが。
「何年生きたか?」ではなく「どう生きたか?」が重要なんだよね。
なのに、だいたい日本だと「何歳まで生きたのですか?」が一番重要視されちゃうんだよな。仏教だから?
数値目標みたいなもんなのか?日本人感覚だよね。(-.-)
100歳まで生きた、としても30年間も病院のベッドの上で生きたんだったら、そんな人生は「真っ平御免だ」と思わないかい?
行きたいところに行って、食べたいものを食べて、酒を喰らい、笑って、泣いて。
これが出来なくなった時点で、半分以上、人生なんて終わりだと思う。
それに気づくのが遅いか早いか?それだけだ。
足があるのに歩けないんだったら、そんな足は必要ないじゃないか。

健康であることに、なにかこう、「なにそれ?」みたいな風潮も感じられる日本の現状。
そのうちひどいしっぺ返しを喰らうでしょう。
ボクはそう感じた。
この映画を観てても思うのは。
死をどう受け入れるか?ファミリーとは自分の何だ?
やりたいようにやって生きたいように生きる中で最期に残せることは?
だいたいそんな感じだなぁ。
人それぞれ違うからねー

信仰心はボク、エドワード並みですけどね。(汗)
ダメっすか?

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