Google様にお尋ねすると自宅からクルマで3時間弱という距離。
これは白浜にいくより近い。
身体への負担も財布の負担も軽いんじゃないか?という甘い考えでした。
なんせ仕事で1週間はまともに乗ってないので脚は回らない。
ウダウダ考えても仕方ない、チームのLINEを見ると、ボチボチみんなも出発みたいなので。
ボクも自宅を出た。
ところが、チームメイトは「まんま亭」に立ち寄ってランチしてるみたい。(笑)
ボクだけ、、、結果的にフライングした感じに。(汗)
午後3時少し前に現地到着。
ほどなくチームメイトも到着。
着替えてさっそく試走へ。
試走してるとプロもやってきて、憧れの選手と一緒に走ることが出来た。(^^)
一時はブリッツェン、シマノ、Teamまんま、の大集団だったのである。(^^)/
試走を終え、談笑後、ホテルへ。
ホテルというより、民宿?みたいなところに宿泊。
どうせ寝るだけだったのでどうでもいいと思っていたんだけど思っていたより快適にすごせた。
夜は機材のチェック。
タイヤを愛用のSOYO Upstreamに交換。(^^)
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このタイヤの「アタリ」がダイスキになりました。 |
良いタッチとコーナリング、ガチガチの固いフレームにこのタイヤのアタリは優しくてイイデスよー。
そして今回も心拍計と出力計はPowerCALを使いました。
他の機材は写真の説明通りです。
午前4時起床。
レースの当日はいつも早い。
午前5時半、ホテル、チェックアウト。
午前6時ぐらい、美浜サーキット駐車場へ。
レース会場はこのサーキットから3kmぐらい離れてまして。
このサーキットの駐車場で身支度を整えてから会場へ自走で移動って感じです。
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チームメイトと準備中。 |
聞いてたほどアップダウンは激しくなく、インターバルがかかる箇所も2箇所ほど。
とくに特徴的なのはゴール前の1.5kmぐらいある直線。
ここはぶっ飛ばしになる。
風向き次第では展開が180度変わるだろうなぁ、と。
ボクの目標は決まっていた。
明日のレースは「食らいつく」ことだけ考えよう。最初の2kmは適当に着いていけば残りの直線で追いつけると思ったりしてますが…甘いか…レースタイムが5分短くなって35分+2周に変更された。これもボクにとってどうなのか?よくわからない。考えてもわからないので考えない。(笑)
— しんちゃんさん (@susamishin) 10月 13, 2012
ボクの予想は「広島のように散り散りになってしまう。」展開を予想していた。なので、単独走、、ひとりぼっちで走るような羽目になるのは避けたかった。
このコースで単独は辛い。
それと@takathuka選手に着いていきたかった。
脚力では@takathuka選手のほうが上だとは思っているけど、決定的な差はまだついてないと思っていたし。
展開によっては二人でいるほうが絶対有利。
そう考えて、スタートラインへ。
トイレに並ばされていたのでちょっと遅れちゃったんで、後方に陣取り。
まあ、ローリングなので、慌てずに…
号砲とともに動き出す。
何回やってもこの「走り出し」は緊張する。
クリートはうまくハマった。
加速。
400Wぐらいで踏んでる。
すぐ左にカーブ。
すぐに道が細くなる。
@takathuka選手は少し前に。
3%ぐらいのダラダラした登り坂。
少し選手が落ちてくる。
躱しながらひたすらFTPあたりの数値(250W)ぐらいで回す。
登り終えると左にカーブ。
そして急降下。
短い登りがあってまた急降下。
ここまで集団はほぼ一列棒状に伸びる。
下りが終わると、右に軽いカーブ。ここはそれほどインターバルかからない。
すぐにまた右にカーブ。
ここはキツめのインターバルがかかる。
そしてここから1.5kmのストレート。(1%ぐらい下り坂っぽい)
棒状に伸びていたプロトンがまた塊になる。
ボクの予想と違い、無風に近いストレートでは分断は発生せず、一塊に戻る。
(予想が外れた…)
1周回を終えてボクはちょっと焦ってた。
大集団で走ることを予想してなかった。
そして「抜きどころ」がまったくなかった。
ボクは集団の中央から少し後ろぐらいに居て、@takathuka選手は先頭集団に居た。
(ボクも上がりたい、いや上がらねばならない。)と思った。
1周回目が終わり右に曲がり、最初の登りに突入。
ボクは番手を上げることに決めた。
多少、強引にでも。
見ると@takathuka選手も番手を上げて行ってる(ように見えた。)。
(遅れちゃイケナイ)
3%ぐらいのダラダラ登り、道幅が狭い、でも強引に左をこじ開けて番手を上げようとした。
弾かれて未舗装区間に突っ込んだ。
ホイールが「ピキッピキッ」とイヤな音をたてる。
(いや、ここは、強引にでも)とがっついて番手を上げた。
登りが終わる。
@takathuka選手はほぼ先頭にいた。(ように見えた。)
下り区間になり棒状に伸びる。
ここで番手を上げるのはボクには無理。
ジェットコースターのように降りる。
降りながら考えた…
(3%登り区間は道幅が狭すぎて抜けない、上げるにはこの下り坂も無理、となるとストレート区間しかない!)
そう思った。
下りが終わり右に曲がり直線へ。
@takathuka選手は3番?5番手ぐらいにいる。
(ボクもあそこにいかなくちゃ!)
2周回目が終わろうとする場所まできて、ボクは強引に踏んだ。
先頭集団はまもなくやってくる右カーブに備えて速度を落とし始めている。
なのに、何を考えたかボクは速度を上げて番手を上げようとした。
当然、集団の密集度が過密になる。
ボクの後ろもつられて突っ込んでくるからだ。
(まずい)
そう思った時は前後左右とも逃げ場が無かった。
まず、前の選手の後輪にハスった。
右側に大きくフレた。
なんとか立て直そうと上体を低くし、踏ん張った。
しかし、今度は右側の選手に接触。
完全にバランスを失い、大転倒。
JBCFのレースでは初めての落車を味わいました。
衝撃の問題シーンは2:10ぐらいからです。
生まれたばかりの子牛のようにヨロヨロ歩いてコースから逃げるボクが見えます。(汗)
脳震盪を起こしていたので歩くのが大変でした。
走行データを見ると時速45kmぐらいで地面に叩きつけられ、左側頭部、左腕、左腰、左尻を強打。
あちこち擦過傷。
(あ、こりゃアカンな、転けるわ。)と覚悟した次の瞬間は道路に仰向けになって空を眺めていましたから。(笑)
(あれ?なんで空なんか見てるんやろ?)って思いましたもん。
次に思ったのが。
(はやく逃げなきゃ、後続に轢かれる。)でした。
実際には後続の選手はもういなかったのですが、当人は必死です。
脳震盪でクルクル回る景色の中、必死で立ち上がり、コースから逃げ出しました。
歩道に入ってからまた倒れました。
しばらく空を見てると、上から医師に覗き込まれ、「ここ、どこだかわかる?」と訊かれ「はい。」と応えて「あなたの名前は言える?」と訊かれ「はい。」と応え。
生まれて初めて医師からリアル「ココハドコ、アナタハダアレ?」の質問をされた記念の瞬間でした。
脳震盪が治まってくると、ボクも少しずつ動けるようになりました。
ゆっくり立ち上がってみると、左半身がビリビリ痛い。
それでも動かしてみると、、なんとか動く。
心配そうな@i_tomo_RA5監督代行が目に入り、「大丈夫」と伝え。
チームメイトの@LOVETREK選手の助けを借りて救護室へ。
治療してもらいながらあれこれチェック。
擦過傷があちこち。
尻は左半分がアウト。
ボクのケツはこれでほぼ全面に擦過傷の傷跡が残ることになったなぁ。(笑)

今回のボクも同じなんだろう、と冷静に自分で(ああ、今夜ぐらい覚悟せんとアカンなー)と怯えていたのですが。
心配無用でした。レース後、着替えてたら猛烈に痛み出したからです。(笑)
レースはボク以外はチームメイトは活躍してました。
@CAAD9er選手も1年目のJBCFにしては上出来でしょう。
ボクの1年目はもっとひどかったし。(恥)
オフシーズンの鍛え方ですよねー、やっぱ。
ボクもまた鍛え直しや。
@w14satoshi選手はとても立派な成績だと思います。
しかしまだまだ高みを狙える選手なので、もっと貪欲に上を狙って欲しいし、また本人もそのつもりのようだし。これからが楽しみです。またいっしょに練習してね!
自分が弱かったな、と終わってから猛省。
ビデオ観ても、番手をあげるのはまだ早かった。
局面は後半でどんどん動いてたのに。
なぜ焦ったのか?自分が先頭集団に入って最後まで残れる?なんて思ったのか?まったくワケがわからない。
今まで自分キッカケで落車を起こした記憶がなく。
今回、初めて「自分発」の集団落車でした。
ビデオ観ると多くの選手に迷惑をかけました、この場を借りてお詫びします。
またいっしょに落車された若い方は骨折の疑い有りのようでした。
直接、接触したわけではありませんが、申し訳なかったです、すみません。
そして、一応の応急処置をしてもらったあと。
普通に自転車に乗って、駐車場まで戻れました。
が、着替えている時に、身体を捻ったら「ぐきっ」って痛くなり、思わず身体が固まりました。
ジャージとか見たら背中に穴が開いてる。(汗)
こんなとこまで怪我してんの?まいったな、自分では見えないわ。
なんか立て付けの悪くなった引き戸のように、身体中のあちこちで軋み音がミシミシっと聞えるような気がする。
(こりゃ、まいった…)
プロレースの観戦を断念し、チームメイトたちに挨拶だけして帰路へ。
渋滞もなく無事、帰宅できたんですが。
ものすごくあちこちが痛くなり。
さらにレースにまったく参戦できてない悔しさ、辛さ。
ガッカリだぜ!な終わり方でした。
今シーズンのJBCFのレースはこれが最終なのに。
なんとも歯がゆい終わり方だ。
これは「しんちゃん、もっと練習してこいや!」って言われた気がするっ!
まだまだやったる。
来年リベンジします、よろしくお願いしますっ!!
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